MBAの2年間で得たこと~その4~

2015.07.28 (火)

(前回からの続き)

 

質問者

ケーススタディの限界ですか。それはどういうものでしょうか?

 

渡邊

通常、ケーススタディでは、個々のケースを縦割りに一つずつ議論をしていきます。

これは、例えるなら、野球の打ち方を学ぶのに、イチローや松井、清原の打ち方(ケース)を

一つずつ研究していく方法に似ています。

ただ、イチローや松井の、あの独特の打ち方を個別に研究したからといって、

誰でもすぐに打てるようになるでしょうか?

 

質問者

それは難しいですね。特にイチローのあの打ち方を研究しても素人には無理ですよね。

 

渡邊

松井の場合もそうだと思いますよ。

あの豪快な打ち方は、大柄でパワーのある人なら参考にはなるかもしれません。

でも、小柄で非力な人にとっては、研究しても打てるようになることは、まずないと思います。

ただ、大柄な人でも、プロの打ち方をそのままできる人はいないと思いますが。

 

質問者

ケーススタディの限界がここにあるということですか?

 

渡邊

はい。学んだケースが実際のビジネスの場面に似ていれば参考にはなります。

でも、異なる場合、あまり参考にならないんです。

 

質問者

では、どうすれば良いのでしょうか?

 

渡邊

先の打ち方の例でも話した通り、個々の打ち方の研究だけでは不十分ですよね。

ではなく、イチローや松井に共通する特徴(エッセンス)を横断的に見出していきます。

例えば、グリップの握り方、スタンスの幅など。

その上で自分なりのバッティング理論をつくっていくのです。

そうすれば、体格に関係なく、また自分の特徴とも合うので打てるようになるはずです。

 

質問者

これをするのが例の…。

 

渡邊

そうです。この理論をつくる一連のプロセスが「方法論(Methodology)」です。

私は修士論文を作成する過程で、この方法論を身に付ける機会を持つことができました。

これがMBAで得た二つ目の成果です。

 

(続く)

 

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